王国の宴⑰『ブラジル!』

記憶が定かなうちにと思いまして本日も2本立てでございます。
決して『やっつけ』ではありませんので悪しからず(笑)

今回もいくつかのキーワードで大会を振り返りたいと思います。

1、熱戦尽し
「酷暑と高湿度がプレーの質を奪うのではないか」と心配されていた大会でしたが、
どっこいほとんどのゲームが白熱していて面白かったです。
特に劇的な終了間際の決勝点とか同点弾が多くて
最後まで目を離せない展開が多かったのも特筆すべきだと思います。
何と言ってもこの競技最大の魅力である『ゴール』も多かったですしね。
やはり『王国』が醸し出す熱気に選手がアテられたのでしょうかね(笑)

2、トランジッション
今回は『トランジッション』と呼ばれる攻守の切り替えが重要な大会でした。
これはブンデスリーガを席巻したドルトムントのクロップ監督が仕掛ける、
『ゲーゲンプレッシング』の進化系とも言える流れだと思います。
特に『攻』から『守』への対応が出来ないチームは勝ち上がれなかったようです。
更にボールを回してじっくり崩す戦術に固執するチームには鬼門でしたね。
そうそう、あのチームとあのチームなんてすぐに頭に浮かびますよね(笑)

3、ゴールキーパー
得点も多かったのですがゴールキーパーの活躍も目立った大会でした。
ノイアー、オチョア、ハワード、ナバス、エニェアマ等など・・・、
素晴らしいセーブを次々と繰り出してくれました。
更にはPK戦用に起用されたオランダのクルルなんてのもありましたね。
これだけキーパーが脚光を浴びる大会も珍しいと思います。
大会MVPもノイアーでよかったんじゃないですかね・・・。

4、スタジアム
大会直前まで工期が間に合わないと心配されておりましたが、
結局どこも立派なサッカー専用スタジアムだったので逆に羨ましく感じました
特に私が気に入ったのは、
日本が最後に戦ったクイアバの『アレーナ・パンタナールスタジアム』。
スタンドが急勾配でコンパクトな感じだったのが気に入りました。
しかし今回ボールボーイはピッチのどこに潜んでいたのでしょうか?
ほとんど目にすることがありませんでしたよね、謎です・・・・・・・。

5、時差
日本からすると丁度12時間遅れなので分かりやすかったのですが、
深夜から早朝にかけての開催だったので1試合丸ごと観るのは難しかったですね。
それでも普通に5時に目が覚めるおじさんにとっては結構観戦できた方でしょうか(笑)
しかし今改めて思えば日本の初戦だけが現地時間22時開始でした。
当たり前に考えて選手がプレーする時間帯じゃないですよね。
これも調整がうまくいかなかった敗因の一つに上げていいんじゃないでしょうか。

6、優勝候補の明暗
中南米勢の躍進に押し出された形で、
前回覇者であったスペインの轟沈に始まり
イングランド、イタリア、ポルトガルと欧州の強豪国が早々に大会を去りました。
そんな中でも4強に残ったのはドイツ、オランダ、アルゼンチンにブラジル。
事前に優勝候補に挙げられた国々で完全に明暗が分かれる形となりました。
過去の実績なんかではなく、
監督の采配や戦術への対応力が問われた大会だったということでしょう。

7、私的表彰
MVP:ネイマール(ブラジル)
 →彼の開幕戦の2ゴールで華々しく号砲が打ち上げられましたし、
   いなくなることで彼の存在感が逆に際立ったと思います。
新人王:ゲッツェ(ドイツ)
 →前日までシャキリにしようと思っていましたが今日で大逆転でございます。
MIP:マスチェラーノ(アルゼンチン)
 →オランダとの準決勝で終了間際のロッベンのシュートをブロックしたプレーには涙が出ました。
MIG:ケイヒル(オーストラリア)&ハメス・ロドリゲス(コロンビア)
 →後ろからのダイレクトと胸トラップからの反転、どちらもスーパーボレーでした。
MIT:ギリシャ
 →一次リーグ最下位からの逆転突破は素晴らしかった!
   さらにコスタリカ戦での終了間際の同点ゴールにも痺れました。
   しかも選手が報奨金を辞退して強化費に充ててほしいなんて・・・。
各賞の意味については前回大会のブログでご確認ください(笑)

それにしてもホントに心躍る1ヶ月間でした。
正真正銘『王国の宴』にふさわしい、
『ワールドカップらしいワールドカップ』であったと思います。
しばらくは放心状態に陥りそうですが、
心に刻まれた数々の名勝負とスーパーゴールを酒の肴に
ロシアまでの4年間を日々過ごしていきたいと思います(笑)

それでは最後はあえて『あのチーム』で締めくくります。