王国の宴⑬『8強!』

7月になりました。
今日の長崎は梅雨真っ盛りでございます。
夏を迎えるにはまだ少し時間がかかりそうですね。

さて地球の裏側(あっちが表か!)ブラジルでは、
日本の夏よりも『暑い』と思われる『熱い』戦いが連日繰り広げられています。
それでは決勝トーナメント1回戦の後半を振り返ります。

フランスとドイツは共に苦しみながらも、
アフリカ2チームの準々決勝初進出の夢を打ち砕きました。

フランスは後半途中にグリーズマンが入ってからチームが活性化しましたし、
ドイツも後半から出場したシュールレが延長前半に勝ち越しゴールを決めました。
ここに来てベンチの采配も冴え渡ってきた感じです。
途中出場したプレーヤーが活躍するとチームが盛り上がるんですよね。
両チームともいいムードで準々決勝に進めるのではないでしょうか。

ナイジェリアはGKのエニェアマが好セーブを連発していたのですが、
CKに対するたった一度の判断ミスが命取りになってしまいました。
非常に悔やまれますね・・・。
またアルジェリアは2点目を奪われ心が折られそうになりながらも、
試合終了間際に一矢を報いて『諦めない意志』を見せてくれました。
あのノイアーから1点とったのですから誇れることだと思います。
しかし前半17分のあわや先制ゴールかと思われたオフサイド判定は実に微妙でした。
いやぁ、両チームとも素晴らしい戦いぶりだったと思います。

続いて今日のアルゼンチン-スイス戦。
こちらも攻め続けながらなかなかゴールを奪えないアルゼンチンに対し、
ヒッツフェルト監督の有終の美を飾りたいスイスが
セットプレーやカウンターで激しい抵抗を繰り返します。

ここまで抜群の決定力を見せてきたメッシもなかなか仕事をさせてもらえません。
しかし最後の最後にドリブルで相手DFを引きつけながら繰り出したラストパスで
ディマリアの決勝ゴールを演出する大仕事をやってのけました。
こんなプレーも自分で決めるだけではなくチームの勝利に貢献する
エースのエースたる大事な素養だと思います。

しかしアルゼンチンはなんとなくチームの勢いが失われてきた感じがします。
警告が多いのも気になるところですし・・・。

スイスもFIFAランキング通りの好チームでした。
シャキりという若きスピードスターも誕生しましたしね。
彼の今後の活躍にも期待が膨らみます。

そして1回戦最後のベルギー-アメリカ戦も最後まで目が離せませんでした。
恥ずかしながら朝食を取りながら涙を流しそうになってしまいました。

ベルギーは圧倒的に攻めながらも相手ゴールを揺さぶることができず
逆にチームに焦りをもたらされ段々と精神的に追い詰められていきます。
それでも満を持して延長から投入されたルカクが輝きを見せ
延長前半に垂涎の2点を獲得します。
これで勝負ありかと思われましたがアメリカは決して諦めません。
延長後半2分に1点を返すとそこから怒涛の攻撃を繰り出します。

ここからは涙で画面が滲みました。
お互いに微かに残った体力を絞り出しながら、
自陣ゴール前から相手ゴール前への激走を繰り返します。
結果的に試合終了の笛が鳴った時には
両チームのほとんどのプレーヤーがピッチに倒れ込んだぐらいです。
これこそが『ワールドカップの決勝トーナメントの戦い』であると痛切に感じました。
120分を戦いきった両チームのプレーヤーを心から讃えたいと思います。

いやぁ、相変わらずアメリカはどこと当たっても好ゲームを演出しますね。
いつもベスト16どまりの印象がありますが
今回もまた大会に鮮烈な爪痕を遺した『グッドルーザー』であったと思います。
どうやったら毎回こんなチームを作り上げられるのか教えて欲しいものです。

さぁ、ついに準々決勝のチームが出揃いました。
結果的に各グループリーグ1位のチームが勝ち上がり文字通りの『ベスト8』となりました。
南米×3、北中米×1、欧州×4とバランスもいい感じになってます。
これまでを凌ぐ国の威信を賭けたさらに熱く激しい戦いを期待したいと思います!