日々是蹴球杯⑬「欧州≧南米?」

いよいよ4強が出揃いました。
改めて考えると日本はこの一枠を目標としていたのですね。
なんか少し気恥ずかしい感じがしてきました。

まず今朝終わったスペイン対パラグアイ。
下馬評通り無敵艦隊が準決勝のチケットを手にしました。
しかしゲーム展開は紙一重であったと思います。
まずパラグアイが与えられたPKを外したこと。
次に一旦ゴールかと思われたスペインのPKがやり直しになり
改めて蹴り直したシュートをセーブされたこと。
勝利の女神のいたずらでゲームの流れが行ったり来たりでした。
ここに来てPKが各チームの鬼門になっている感じがします。

パラグアイが必死に守るゴールをなかなか陥落できない無敵艦隊。
延長が頭をよぎる後半残り10分を切った頃、
ペドロのシュートがポストに当たって跳ね返ったボールを
得点王候補のビジャが押し込みようやく先制しました。
その後はパラグアイの猛攻をなんとか凌ぎ切り
辛くも1-0で逃げ切ることに成功しました。

華麗さを追い求めるスペインのパスサッカーに対し
今大会ではどの国も堅守速攻のやり方で挑んできました。
それに対しかなりフラストレーションが溜まっているようです。
2年前に欧州を制したやり方が世界を制することができるのか?
スペインの意地を賭けた挑戦が続きます。

そして因縁の対決となったアルゼンチン対ドイツ。
大方の予想を裏切りドイツが4-0と南米の雄を一蹴しました。
何といっても開始3分でのミュラーのゴールが全てだったと思います。
あれでアルゼンチンの歯車が全て狂ったような気がします。
あとは攻め続けざるを得ないアルゼンチンに対して
今大会屈指のカウンターと決定力でドイツが点差を離していく
一方的な展開となってしまいました。

しかしここにきてドイツの攻撃力は凄味を増してきました。
エジルの突破力とミュラー&クローゼの決定力は脅威です。
スペインのパスサッカーとドイツのカウンター、
お互いの持ち味を出し合う準決勝を期待したいと思います。

そしてアルゼンチン。
ある意味ここまで今大会の主役であったマラドーナ監督、
負けた後の表情は人が変わったような落ち込みようでした。
ここまで自分の気持ちを隠せない人も珍しいと思います。
そこが人々を惹きつけるスーパースターたる所以なのかもしれません。

最後にメッシ。
全体的に動きは悪くなかったと思います。
でも今までいくらクラブで大活躍したとしても
代表では今一つであった印象を覆すことはできませんでした。
やはりアタッカーは「ゴール」という結果を常に求められます。
マラドーナも初出場のスペイン大会では屈辱を味わいました。
その蹉跌があったからこそ後の飛躍につながったのだと思います。
この悔しさが、まだ若い彼のエネルギーになることを期待します。

そして遺ったのは、
ウルグアイ・オランダ・ドイツ・スペインの4国。
4年に一度の祭典のフィナーレに向けて、
更なる熱いドラマを期待したいと思います。