友との別れ
雲一つ無い晩秋の青空が眼と胸に沁み込んできます。
本日、ウチの家族全員の共通の友が
天に召されました。
その友の名前は『レット』、
隣りのお宅で長い間暮らしていた
フラットコーティッド・レトリーバーです。
病を患ってからいつかこの日が来ることを覚悟していましたが
いざその日を迎えてしまうと言葉をなくしてしまいます。
まだ散歩に出かけることができていた今年の夏、
玄関先で遇った私を見るなり
痛い足を引きずりながら近寄ってきたことがありました。
久しぶりに会えたことを心から喜んで
黒いガラス玉のような眼をキラキラさせて・・・。
また先日の日曜日の晩、
妻から促され家族全員で彼に会いにお邪魔した時には
立つこともできない病状ながら上体を起こし
親友である妻や娘を必死で出迎えてくれました。
そんな彼の健気な姿を思い起こすたび涙がこぼれそうになります。
友であった私たちでさえこの有様ですから
家族の一員を失ったお隣りの皆様のその心中たるや
お察しするに余りあります。
ホントに『寂しい』の一言です。
今はただ心の底から彼の冥福を祈りたいと思います。
元気だった頃の声と姿を思い出しながら。


