祈り届かず
今日ここ長崎は悲しくなるほど高い青空でした。
そう、彼が長い間着続けてきた、
お馴染みのユニフォームと同じ色の。
一人のサッカープレーヤーが突然その生涯に別れを告げました。
慣れ親しんできたチームを去る時にサポーターに誓った、
「俺はサッカーが好きだからもっとプレーしていたい。」
という言葉があまりにも辛く響きます。
彼は闘う気持ちを前面に出すプレーヤーでした。
相手チームからは徹底的に嫌がられ、
味方からは全幅の信頼を得る稀有な存在でもありました。
忘れられないのは2002年の日韓ワールドカップ。
トルシエが推し進めるフラットスリーの一翼を担い、
ラインの上げ下げだけでなく
自らの身体能力と球際の強さで
日本躍進の原動力となりました。
また比較的おとなしかったチームを
戸田や鈴木等と共に
気迫あふれるプレーで奮い立たせてくれました。
彼らがいたからこそ我々のハートも沸騰したのだと思います。
そんな愛すべき熱い男が、
好きなサッカーをしている途中に倒れてしまうなんて・・・。
最後に闘う場所がベッドの上になるなんて・・・。
あまりにも悲しすぎます。
しかしフォエやプエルタやハルケ、
そして彼、松田直樹・・・。
なぜか守備的なプレーヤーの突然死が多すぎます。
何らかの症候群があるのかもしれません。
如何に体が強靱でも抗うことができないこの気候、
彼の悔しさを背負って十分に注意していきたいと思います。


