Eの21球
今日は一日中雨でした。
この天候が昨日じゃなくてよかったですね、
長崎各所の運動会も無事に開催されたようです。
おかげで油断していた私の両腕と首周りは真っ赤、
ヒリヒリどころではない感じで・・・。
さてその昨日のこと、
娘の運動会を途中で切り上げ
(彼女の参加競技を全て観終わった後ですよ、
閉会式までもたなかっただけです)
家のソファーでで寝転がってテレビのスイッチを入れたところ
目が冴え冴えになってしまいました。
昼間のNHKアーカイブで
スポーツドキュメンタリー『江夏の21球』を演っていたからです。
これをリクエストしていたのは野村克也氏です。
『江夏の21球』、
元は『スポーツグラフィックNumber』の創刊号に掲載された
故山際淳司氏のスポーツノンフィクションデビュー作です。
1979年の日本シリーズ第七戦、
近鉄対広島戦九回裏の攻防を
当事者たちの証言を基に切り取った秀作でした。
今回再放送されたのは、
当時のゲームを中継していたNHKが
その所蔵映像をフルに駆使して
彼の文章を忠実に再現したドキュメンタリー番組です。
一言で言って「いやぁ、面白かった」、
さすがスポーツノンフィクション界の金字塔だと思いました。
沢木耕太郎氏ほど書き手の気持ちを織り込まず、
当事者たちの心情を淡々と伝えているような感じがしました。
そう、淡々と・・・。
それがふとした一瞬を切り取る
今日のスポーツノンフィクションの礎となりえた理由なのでしょうか。
改めて今回気づいたことをいくつか。
1、江夏は格好良い!
煙草をふかしながらの解説が格好良すぎました。
まだ別の『草』には手を出していない頃なのでしょうね、
今ではあり得ない一匹狼の風情が漂う映像でした。
2、当時の野村氏のしゃべりが素晴らしい!
ただ単に若かっただけなのかもしれませんが
非常に分かりやすい解説をしていました。
あのまま年をとればよかったのに・・・。
3、佐々木恭介の三塁線のファール
これが運命の分かれ目でした。
スクイズを外した19球目よりも
こちらの方が勝敗を左右したような気がします。
4、20球目の石渡のファール
スクイズ失敗の直後に三振したと思っていましたが、
これはスポーツニュースの編集を見せられていただけで
実は直球に食らいつく必死の一振りがありました。
石渡の意地を垣間見たような気がしました。
いやぁ、改めて思いましたよ、
「スポーツって面白い!」
「野球って面白い!!」
今後も珠玉の一瞬を期待したいと思います。
というわけで、
今からBSプレミアムの『ナチュラル』を鑑賞させていただきます。
(何回観た事やら・・・。)


